鍼施術が何に効果的なのか。古来から色々な症状に試みられてきたが、特に注目されているのが痛みです。
そこで、現在考えられている、鍼が痛みを抑える機序を紹介しようと思います。
1つ目として、鍼刺激が、皮膚表面から浅く細い神経に微細な炎症反応を起こさせて、血流を改善させることにより痛みを感じさせる物質を除去させる。
2つ目として、鍼刺激が、痛みを抑える神経伝達物質を脳内で分泌させる。
3つ目として、鍼刺激が脳に伝わり、そこから脊髄内で痛みを抑制させる反応を起こさせる。
まだ研究段階ですが、これら含めた幾つかが関係しながら痛みを抑えるのではないかと考えられています。
参考文献;はりきゅう理論.社団法人東洋療法学校協会編.医道の日本社